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代表理事あいさつ

令和2年度 第37回 山﨑賞授賞者へのあいさつ 

 本振興会は、未来を担う青少年の「科学の芽」を育てることを目的として、昭和58年に山﨑貞一氏によって設立されました。以来、自然科学分野の研究への助成事業、研究成果への顕彰事業及び科学教室、講師派遣、研修会支援などの啓発事業の3つの事業を実施してまいりました。今後とも引き続き、設立の精神を忘れずに歩んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 本年度第37回山﨑賞には、県下の小学校、中学校及び高等学校から 149件の応募をいただきました。選考委員会での厳正な審査の結果、児童・生徒の部59件、教員の部3件を顕彰することとしました。これらの研究は、日ごろの地道な努力の積み重ねの上に成果をまとめられ、更に今後の発展が大いに期待されるものでした。受賞された皆様に、心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。

 さて、本年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、授賞式をやむなく中止しました。皆さんに直接お会いして、ごあいさつすることができず残念でなりません。

このような状況の中、私は、1年前の授賞式でのあいさつを思い返しています。

 「ネット社会の中で、私たちは、最新情報を瞬時に知ることができますが、一方で、心無い情報や偏見が拡散し、感染した方々だけでなく、多くの人たちが辛い思いをしています。私たちに今求められているのは、冷静に判断行動することだと思っています。

今後、人類は英知を結集して、この難局を乗り越えていくものと確信していますが、皆さんには、このような非常事態に、「科学」はどのように貢献していくのか、また、科学以外の分野とどのように連携・協力しながら、力を合わせて解決への道を歩んでいくのかを、しっかりと学んでほしいと思っています。科学的根拠に基づいた対応が、ウィルス感染を鎮静化させるとともに、非常事態にありがちなデマ情報を流して不安をあおったり、特定の人を排除したりするといった、人間の心に宿る弱さや脆さの感染をも、克服していく力を持っていることを、次代を担う皆さんの目に、しっかりと焼き付けてほしいと強く願っています。」

 1年たった今、この願いは更に強くなっています。特に、日々使命感を持って献身的に感染者の治療に専念しておられる医療従事者の方々に、皆さんと共に感謝と敬意を表したいと思います。

結びに、これまで児童・生徒の研究を熱心に御指導してくださいました先生・保護者の皆様、日ごろから積極的に自然科学教育に取り組んでおられる学校・先生方、御支援・御協力をいただきました多くの関係者の皆様に、感謝を申し上げます。そして、熱心に選考に当たっていただきました鈴木選考委員長をはじめ選考委員の先生方に、改めて衷心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

令和3年2月吉日

 

     公益財団法人 山﨑自然科学教育振興会

              代表理事 安倍 徹