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代表理事あいさつ

令和6年度(第41回)山﨑研究助成金伝達式での挨拶

令和7年2月16日(日)

 第41回山﨑賞授賞式を開催するに当たり、御尽力いただきました皆様に、まずもって感謝申し上げます。

 本年度は、県下の小学校、中学校、特別支援学校及び高等学校から165件の応募をいただきました。選考委員会での厳正な審査の結果、児童・生徒の部61件、学校の部5件教員の部10件、合わせて76件を顕彰することとしました。これらの研究は、計画的・継続的に探究しようとする熱い好奇心と努力の積み重ねにより成果をまとめられており、更に今後の発展が大いに期待されるものでした。特に、今回は教員の部の応募が例年に比べて多く、先生方の科学教育に対する熱意を改めて感じることができました。また、山﨑研究助成を生かした研究も多くあり、助成制度の趣旨が生かされているものと、とてもありがたく感じております。昨年度から、研究論文の中で、特に優れている研究に対して、最優秀賞・優秀賞を贈ることとしましたが、優良賞を含め受賞された皆様に、心よりお祝いを申し上げます。おめでとうございます。

 本振興会は、未来を担う青少年の「科学の芽」を育てることを目的として、昭和58年に山﨑貞一氏によって設立され、以来、自然科学分野の研究への助成事業、研究成果への顕彰事業及び科学教室、講師派遣、研修会支援などの啓発事業の3つを柱として実施してまいりましたが、昨年度、創立40周年を迎え、本年度から次の創立50周年に向け新たな歴史を歩んでまいります。

 今年は、阪神大地震から30年の年に当たり、また、昨年の能登半島地震や洪水による被害、さらには、南海トラフ地震の今後30年間の発生率も80%程度となり、改めて自然災害について深く考え、減災のための一層の備えをするときではないかと思っています。

 さて、今回山﨑賞に応募された作品には、ヒヨドリ、ナミアゲハ、あさがお、カラス、ダンゴムシ、セミ、ひまわり、クワガタムシなどなど様々な生物が研究の対象として登場していました。地球上で絶滅危惧種が増加する中で、生物の多様性は失ってはならないものであり、自然が与えてくれたこの多様性という宝を、私たちは大切にしていかなければなりません。そして、生物の多様性と併せて忘れてはならないものは「思考」の多様性であり、最近の世界で起こっている出来事を見聞きするたびに強くそう感じています。

 皆さんには、研究を進めていく上で様々な他者の思いや考えを受け入れ、自分の科学的思考と照らし合わせながら練り上げていってほしいと願っています。

結びに、これまで児童・生徒の研究を熱心に御指導してくださいました先生・保護者の皆様、日ごろから積極的に自然科学教育に取り組んでおられる学校・先生方をはじめ御支援・御協力をいただきました多くの関係者の皆様に、感謝を申し上げます。そして、審査に当たり長時間にわたって一つ一つの研究論文を丁寧に熟読し、熱心な議論を経ながら選考してくださいました新林選考委員長をはじめ選考委員の方々に、衷心より感謝申し上げ、ごあいさつといたします。