科学探究教室の様子
開催したドキドキ科学探究教室の様子をご紹介します。
牧之原市
8月8日(火)、ドキドキ科学探究教室(牧之原市)が、牧之原市の県立榛原高等学校で、財団法人山﨑こども教育振興財団と県立榛原高等学校のご協力をいただき開催されました。
牧之原市内の小学5、6年生の23人が、2班に分かれ榛原高校の化学の楠木(くすのき)先生と物理の渡井(わたい)先生からの講座を受講しました。また、高校生のお兄さん、お姉さんにも協力をいただきました。
楠木先生の講座のテーマは、「~あっと驚く~ 色が変わるジュースを作ろう」です。はじめに、珍しい青色のハーブティにレモン汁を加えてピンク色に変わる様子を観察し、飲んでみて味の変化も体験しました。
赤色などの暖色系の色は食欲をそそり、食べ物屋の看板に利用されていることや、酸性やアルカリ性の説明を大変わかりやすく学習しました。
渡井先生の講座のテーマは、「夏だ!! アイスを作ろう」です。
牛乳と角氷、砂糖、少量の塩をビニール袋に入れます。子どもたちは数分間、一生懸命に振り、その後10分程度冷やし、かき氷蜜、チョコ、シュガーチップをトッピングすると柔らかいアイスクリームの完成です。
エネルギーの移動をアイスを作ることで学習しました。
2つの講座ともに学校の理科の時間ではやらないもので、理科への関心をさらに高めるものとなり、榛原高校理数科への興味が湧いた児童もいたようでした。
ご協力いただきました公益財団法人山﨑こども教育振興財団と県立榛原高等学校の皆さん、本当にありがとうございました。
西部地区
8月11,19,20日、ドキドキ科学探究教室(西部地区)が浜松市の浜松科学館との共催事業で「化石探し体験!」と題して、親子参加の催しが3日間開催されました。昨年に引き続きのイベントで、楽しみにしているファンが増えているようです。
科学館1階と2階で握りこぶしほどの岩石を、たがねと金づちで割って植物の葉などの化石を探します。幼児から中学生くらいの子供と保護者が協力して一生懸命金づちを振っていました。
地層にそって割った岩石から、葉の化石が見つかる声を上げ、目を輝かせていました。
浜松科学館のスタッフの皆さんには大変お世話になりました。
中部地区
8月10日(木)、ドキドキ科学探究教室(中部地区)が、焼津市のディスカバリパーク焼津天文館との共催事業として同天文館で開催されました。
焼津市内他の小学3年生から6年生までの23人が静岡大学工学部の立岡浩一教授と杉田篤史教授からの2つの講座を受講しました。
立岡先生からは「見えない光のメッセージ ~赤外線探知機を作ろう~」と題し、見える光(可視光線)の外側にあり、ストーブなどからも発せられている赤外線が、身近の電化製品に利用されていることを学習し、赤外線を音で探知する簡易的な赤外線探知機を組み立てて、天文館内で、赤外線を発している機器を探しました。
自動販売機や自動ドア、テレビや蛍光灯から赤外線が発しされている様子を色々なところで確認しました。
杉田先生からは「3色に光る万華鏡の工作」と題し、紙コップとプリズムシートを利用した、万華鏡を大学生の皆さんに手伝ってもらいながら作成しました。
使い慣れていないカッターナイフを注意して使い、紙コップに穴を開け、発光ダイオードの光を確認し、紙コップの中に設置しました。
紙コップを回すたびに光の模様が変わっていく赤や緑の光の様子を見ていました。
最後にコップに思い思いの色やイラストを書き込み完成です。素敵なお土産ができました。
ディスカバリパーク焼津天文館のスタッフの皆さんや静岡大学工学部立岡先生、杉田先生及び研究室の学生さんにはご指導ありがとうございました。
東部地区
今年度のドキドキ科学探究教室(東部地区)は自然観察会に変えて、7月26日(水)に、ジオガイドさんと一緒に伊豆半島ジオパークの見どころを巡り、伊豆半島の成り立ちと自然について楽しく学びました。
後日報告をします。
このため過去4年間三島市の県立三島北高等学校で実施した教室は実施しませんでした。
来年以降は東部地区で実施ていきたいと思います。
また、ホームページで案内をします。
次年度以降開催についてよろしくお願いいたします。